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 最終更新日: 2/12/2026

4. 病気 - 予防・早期発見と適切な対応を -



モルモットについて調べていると「急死した」、「急変しやすい」、「いつの間にか死んでいた」などという記述が少なくありませんが、そんなことはありません。必ず前兆があるはずです。毎日気を抜かずヘルスチェック[1-8]をしましょう。



毎日注意深く観察し、できれば「摂食量・排泄量」などを記録しましょう。記録することは情報の正確性を担保するだけでなく、その子の「いつも」がわかるようになります。また、少しでも違和感や不調を検知した際には、日付・状況・体重などをいつもより細かに記録しかかりつけ医に正確な情報を伝えられるようにしましょう。

ところで、上記の各ページには(もちろん他のページも同様ですが)記録から辿れる限り事実を記載しております。十分にメモが取れていないケースもあり、誤記憶で補完することは回避するため、症例によって文字数や内容の密度が異なります。また「症例」とはいえど飼い主目線の「思い入れ」(感想)が含まれます。予めご了承ください。

ちなみに、通院前後の記録はこまめにとると後々とても参考になります。ぜひ積極的にメモしましょう!と言いたいところですが、病院に連れて行くだけでも思いの外大変です。仕事との折り合いをつけたり、その日の気温に合わせて持ち運びケース内の環境整備をしたり、忘れ物がないか確認したり、帰宅後のケージ内の環境を事前に整えておいたり、と、一苦労です。何より「モルモットの体調不良」が前提にあるので、飼い主側の神経は衰弱しがちです。通院するだけで疲れ果ててしまったり、通院後の記録をうっかり怠っていたりします。もちろん、しばらくの間は受診内容や診断結果、先生からのアドバイスを鮮明に思い出せますが、数年後、あるいはモルモットが亡くなってしまった後は我ながら驚くほど思い出せなくなります。

そこで、メモする以外に個人的におすすめなのが LINE です。家族宛でも keep メモ宛でも良いので、通院後すぐに先生から言われたことを送信しておくと後でとても参考になります。私は昔、通院前はテキストでしっかりメモしていたのですが、通院後のメモが著しく欠落しており写真しかない、というパタンが多々ありました。診察を終えたことや薬を貰えたことで一安心していたからだと思います。一方で、後から役立ったのが、LINE やメールの記録です。なんだかんだ家族に事後報告していたり、かかりつけ医の先生とのメールとして随分多くの記録が手元に残っていました。ということで、通院後の記録徹底を推奨します。通院後のみならず、日常的にモルモットの細かい異変等をすぐ LINE で送っておくと正確な日時と共に記録できるのでおすすめです。


参考文献

  • [1] 公益財団法人東京動物園協会 (2019). 学校でのモルモットの飼い方. 公益財団法人東京動物園協会.
  • [2] 霍野晋吉., 横須賀誠 (2021). カラーアトラスエキゾチックアニマル 哺乳類編 第3版 ─種類・生態・飼育・疾病─. 緑書房
  • [3] 長坂拓也 (2001). アニファブックス わが家の動物・完全マニュアル8 モルモット -モルモットの飼育・医学・生態・歴史…すべてがわかる-. スタジオ・エス
  • [4] 大崎典子, et al. (2015). モルモット完全飼育: 飼い方の基本から接し方, 生態, 医学までわかる. 誠文堂新光社
  • [5] 徳永有喜子, (2008). モルモットの医・食・住, どうぶつ出版.
  • [6] 田向健一 (2023). モルモット飼育バイブル 長く元気に暮らす50のポイント 新版. メイツ出版
  • [7] 平井博., 道行めぐ (2001). かわいい小動物の飼い方. 西東社
  • [8] すずき莉萌 (2007). 小動物ビギナーズガイドモルモット: 飼育の前に絶対知らなければならない情報をピックアップ. 誠文堂新光社