最終更新日: 08/31/2025
2. 体重の推移
モルモットは生後7~10ヶ月くらいまで毎週30~50 g程度増加、その後増加曲線は穏やかになり、オスは900~1200 g、メスは700~900 g程度で安定すると言われています。
8/31現在:1091 g(前週-14 g)
モルの場合
モルの体重は、1歳頃まで右肩上がりで増加し、その後増減が緩やかになりました(図1)。2020年11月25日に鼓張症(おそらく)に罹患した際、体重は急激に減少しました(図1)。幸いにも体調・食欲は数日で快方へ向かったものの、半月ほどの間に体重を減少させてしまいました(827 g → 567 g)。その後は亡くなるまでの間、増減を繰り返しつつ、緩やかに増加し続けました(図1)。ただし、2022年7月頃から脂肪腫が確認されてから亡くなるまで、脂肪腫は肥大化し続けました。脂肪腫を除いた体重は減少していた可能性が大きいです。実際、3歳を超えたあたりから加齢によるものを除いても身体全体において骨張った感触が目立ちました。また、亡くなる間際は摂食量が減少していたにもかかわらず体重に大きな変動はありませんでした。
メルの場合
メルの体重もまた、生後しばらく右肩上がりに上昇し、1歳過ぎあたりで一時頭打ちとなりました(図2)。2022年6月頃に体調不良(腹部に張りが認められたのでおそらく鼓腸症。マッサージとビタミン・乳酸菌を多めに投与し回復)のため減少しました(図2)。2022年12月後半からおそらく不正咬合を原因として急激に体重が減少しました(図2)。
レムの場合
レムはペットショップで出会った時点(生後4ヶ月)で、なんと738 gもありました。この体重はモルならば生後10ヶ月程度、メルでは生後1年程度に相当します。おそらく劣悪な環境に閉じ込められていたのでしょう。私たちが出会ったとき、彼は店頭にはおらず、虫籠のような容器に入れられ他の動物とバックヤードで暮らしていました。片目は明らかに炎症が生じており(結膜炎のような状態)、獣医から目薬(レボフロキサシン点眼液)を処方されていました。目の調子が悪いにも関わらず、硬いチモシーとトイレシートが散乱した小さなカゴに入れられ、捕まえようとするショップ店員さんから逃げ回っていました。本当に気の毒でした。やや話が脱線しましたが、とにかく適正体重に戻そうと思い、私たちは彼の食生活をモル・メルと同様に徹底管理しました。具体的には、牧草、野菜、ビタミン、乳酸菌など必要なもののみ与え、室内散歩などの時間も十分とるようにしています。レムの体重は、連れて帰ってきた2023年3月5日から緩やかな増加傾向にあります(図3)。